塗装におけるブツ不良って、本当に終わりがありません。
しかも原因が一つじゃない。
だから毎回、やみくもに改善しても意味がありません。
大事なのは、まず切り分けることです。
私が最初に見るのは、発生したタイミングです。
これだけでもかなり絞れます。
1日中コンスタントに出続ける場合
この場合は環境を疑います。
例えば。
- 給排気バランス
- ブース圧(正圧が保てているか)
- 温湿度管理
- 塗装条件
このあたりです。
ただし忘れてはいけないのがクリアです。
クリアは塗装色が変わっても同じ条件で塗装していることが多いです。
なのでクリア側の問題も念頭に入れておきます。
特定の作業後に大量発生する場合
ここはかなり分かりやすいです。
例えば。
- トラブル対応後→ 落下ブツ
- 停止時間が長かった後→ ポットライフ切れ、洗浄忘れ
- 経路洗浄後→ 洗浄設定不足、継ぎ手残留物
- 工程変更後→ 塗装条件変更ミス
- 作業者変更後→ 調合手順違い、撹拌不足
このあたりを疑います。
何かやった後に増えたなら、その作業をまず振り返ります。
特定色だけブツ不良が増える場合
この場合は塗料側を疑います。
例えば。
- 塗料性状とシンナー配合率が合っていない
- 専用ポンプのメンテ不足
- 古い塗料を使っている
塗装頻度が少ない色は特に注意です。
意外と古い塗料が残っていることがあります。
毎回同じ場所に出る場合
これは塗装じゃないこともあります。
例えば。
- 生地の成形不良
- ボイド不良(内部ガス膨張)
見た目はブツでも、原因は生地側。
こういうことも普通にあります。
まとめ
ブツ不良は原因が多いです。
だから最初から全部疑うと迷います。
まず見るべきは、いつ発生したか。
そこから切り分けるだけでも、かなり原因が絞れます。
改善はその後です。
原因を見ずに動くと遠回りになります。
現場って、結果を求められますからね(笑)
だからこそ、切り分けが大事です。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
私の書いたブログをまとめた【Fixer辞典】を貼っておきます。
もしよかったら読んでみてください。







