車を買う時や修理の見積もりを見た時……。
「白なのに高くない?」
そう思ったことありませんか?
白ってシンプルな色ですよね。
むしろ安そうなイメージすらあります。
でも実は、白って結構高いんです。
今回は、その理由を現場目線で少しだけお話したいと思います。
ちなみに今回は『白』の話です。
黒も高いことがありますが、私の現場では高い黒を扱っていないので詳しくありません(笑)
でも、白に関してはよく分かります。
高い白の正体は『ホワイトパール』
一般的に高い白。
だいたいこれです。【ホワイトパール】
街中で高級車を見た時、「なんか普通の白じゃないな」「ギラッとしてるな」、こう思ったら、多分それです。
たぶん…きっと!(笑)
このホワイトパール。
普通の白とは塗り方が違います。
2コートだから高い
ホワイトパールは基本的に2コートです。
2コートとは、色の塗装を2回に分けることです。
まず最初に白を塗る。
その上に、パール入りの透明な塗料を重ねる。
この2回です。
つまり工程が1回増えます。
単純に考えても、
- 手間が増える。
- 時間が増える。
- 材料が増える。
そりゃ高くもなります。
でも、このひと手間があるから、あの高級感のあるパール感が出せるのです。
見た目の差って大きいんですよね。
塗料そのものが高い
塗料は結構高いです。
一斗缶(18リットル)で、5万円〜10万円くらいします。
これだけでも高い。
しかもホワイトパールは、高い塗料を2工程で使います。
単純に塗料コストも上がります。
白は下地の影響を受けやすい
ここが意外と知られていません。
白は下地の色に影響を受けやすいです。
例えば下地が少し暗いと、白がくすんで見えることがあります。
なので膜厚管理が重要になります。
膜厚管理が大事
膜厚とは、塗装の厚みのことです。
白は他の色より厚めに塗ることがあります。
つまり、使う塗料が増えます。
ここでもコストが上がります。
工程が増えると設備も増える。
ここも大きいです。
工程変更による設備の増設
工程が増えるということは、設備も増えます。
例えば。
- 塗装ロボット追加
- 塗装ガン追加
- 塗料ポンプ追加
- 設備レイアウト変更
- 塗装プログラム作成
- 設備維持費
- 条件管理
全部増えます。
当然お金もかかります。
そして地味に大変なのが、管理項目も増えることです。
条件がズレれば品質に直結します。
現場はかなり気を使います。
正直、値段の中に増えた作業者の精神的負担も乗せたい!(笑)
これ、意外と本当なんです。
高いのには理由がある。
ここまで聞くと、「なるほど」と思うはずです。
ただ白いだけじゃないんです。
- 工程が違う。
- 塗料が違う。
- 設備が違う。
- 管理も違う。
だから高くなります。
現場は少しでも低コストで、
少しでも高品質で届けられるように、
毎日調整して戦っています。
だって会社から言われますからね(笑)
でもそれが仕事です。
まとめ
塗装の値段って、色が違うだけで変わることがあります。
特に白。
ホワイトパールみたいな高級塗装になると、
工程数も設備も管理も全部増えます。
だから高い。
シンプルに見えて、実はかなり手間がかかっているんです。
もし街中でギラッと光る白い車を見たら……。
「あれ、結構手間かかってるんだな」
そう思ってもらえたら嬉しいです。
ここまで記事を読んでくださり、ありがとうございます。
私の書いたブログをまとめた【Fixer辞典】を貼っておきます。
もしよかったら読んでみてください。







