
前回、本当に辛かったら辞めてもいい。
そんな話を書いた。
会社を辞めることは逃げではない。
自分を守るために必要な選択になることもある。
私はそう思っている。
しかし今回は、その続きの話。
会社を辞めることはゴールではない。
むしろ、その後の方が長い。
辞めた直後は幸せだった
会社を辞めた日。
不思議なくらい気持ちが軽かった。
明日から会社へ行かなくていい。
もうあの上司の顔を見なくていい。
電話が鳴るたびに身構えなくていい。
そう思うだけで心が軽くなった。
親にも報告した。
本当に辛かったんだ。
そう伝えた。
理解してもらえた。
あの時は救われた気持ちになった。
ようやく終わった。
そう思った。
しかし終わっていなかった
数日が過ぎた。
最初の解放感は少しずつ薄れていく。
そして代わりに、妙な感情が顔を出し始めた。
虚無感だった。
朝起きる。
会社へ行かない。
誰からも連絡が来ない。
自由なはずなのに落ち着かない。
気付けば、何もしていない。
自由を手に入れたはずなのに、その自由の使い方が分からなかった。
怒りとほんの少しの後悔
しばらくすると、別の感情も湧いてきた。
怒りだ。
なぜあんな状況になるまで働いてしまったのか。
なぜもっと早く辞めなかったのか。
なぜあんな上司の下で我慢していたのか。
色々な感情が混ざり合った。
しかし同時に、別の気持ちもあった。
自分は逃げたのではないか。
もっとやり方があったのではないか。
そんな後悔にも似た感情だった。
居場所がなくなる
意外だったのはここだった。
仕事がなくなると時間ができる。
しかし居場所もなくなる。
家にいても落ち着かない。
だから意味もなく外へ出る。
特に用事もないのに車を走らせる。
公園で時間を潰す。
夕方になると帰宅する。
そんな日もあった。
今振り返ると、何をしていたのか自分でもよく分からない。
ただ、あの頃はあれが精一杯だった。
お金は現実を連れてくる
そして時間が経つ。
当然だが、お金は減っていく。
貯金も無限ではない。
ここでようやく現実と向き合うことになる。
自由には責任が伴う。
会社を辞めるという決断も同じだった。
辞めたことは後悔していない。
しかし、その後どう生きるかは自分で決めなければならない。
誰も代わりに決めてはくれない。
今だから思うこと
今でも、会社を辞めたこと自体は後悔していない。
あの時は必要な決断だったと思っている。
しかし一つだけ言えることがある。
辞めることはゴールではない。
スタートでもない。
人生の途中にある一つの通過点だ。
辞めるか。
続けるか。
どちらが正解かは分からない。
ただ、自分を守るために辞めるという選択肢はあっていい。
そして辞めたなら、その先をどう生きるかを考えればいい。
人生は意外と長い。
少なくとも、会社にいる時間よりは長い。
最後に
会社を辞める勇気について語る人は多い。
しかし、辞めた後について語る人は意外と少ない。
だからあえて書いておこうと思う。
本当に辛かったら辞めてもいい。
ただし、それで全てが解決する訳ではない。
人生はその先も続いていく。
だから焦らなくていい。
立ち止まってもいい。
遠回りしてもいい。
少しずつでも前を向けるなら、それで十分だと思う。
そして、もし今苦しいなら。
仕事以外のどこかに、自分の居場所を作っておくことをおすすめしたい。
私にとって、それはブログだった。
あなたにも、あなたなりの出口が見つかることを願っている。







